6月11日は、「入梅」。日本では暦の上での梅雨入りです。
入梅が決められたのは江戸時代
古来より農業(特に稲作)に携わる人が多かった日本では、この梅雨がいつ始まるかによって田植えの時期を決めなければならず、前もって知っておくことはとても大事でした。
それで17世紀頃(江戸時代)に暦が作られ、長らくそれに従って人々は田植えを行ってきました。
現在では気象庁が「梅雨入り/梅雨明け」宣言を発表しますが、昔はそんなに便利なものがなかったので自分たちで暦を把握しておく必要があったんですね。
旬のもの
梅
この時期は梅の実が熟す頃です。梅の実にはクエン酸が豊富に含まれ、疲労回復や殺菌作用の効果が高いといわれています。雨の続く梅雨の時期にはカビが生えやすく、そこから生じやすい病気やアレルギーに打ち勝つことができる、自然の恵みですね。
イワシ
また、この時期にとれるイワシは一年で美味しいといわれています。
紫陽花(あじさい)
梅雨の風物詩である紫陽花(あじさい)、日本の紫陽花は写真のように周囲に額のつく「ガクアジサイ」です。