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こいのぼり

5月5日のこどもの日は、「端午の節句」と言われ、男の子の健やかな成長を願う日。五月人形とともにこいのぼりを飾るのが一般的ですね。

なぜ「こいのぼり」を飾る?

鎧兜はともかく、なぜこいのぼりが端午の節句の飾りとなったのでしょうか?

 

5月と鯉ってどんな関係があるの??

 

それではこいのぼりの歴史をひもといてみましょう!

 

こいのぼりのはじまり

こいのぼりが飾られ始めたのは、古く江戸時代(1603年~1868年)のこととされています。

 

この時代、将軍家に男児が生まれると、家紋のついたのぼりを立ててお祝いするという風習がありました。

 

それは次第に武家から商人、庶民へと広がっていきます。

 

その際にこめられた願いは、男児の出世と健康。そして次第にのぼりは鯉の形へと変化していきました。

 

「鯉」が選ばれたワケ

どうして鯉だったの??他のお魚とか、もっと強そうな動物だとだめなの??

 

うん、なぜ鯉なんでしょうね。

 

実は、鯉が採用されたのは訳がありました。

 

鯉は、中国の故事で「多くの魚の中で、鯉だけが急激な流れに遡って滝を上りきり、後に龍になった」とされています。あの「登竜門」という言葉の語源ともなったエピソードですね!

 

登龍門(とうりゅうもん)とは、成功へといたる難しい関門を突破したことをいうことわざ。

特に立身出世のための関門、あるいはただ単にその糸口という意味で用いられる。鯉の滝登りともいわれ、鯉幟という風習の元になっている。

-出典:『登竜門』Wikipedia

 

そして鯉はとても生命力の強い魚

 

ここから、日本においても男の子の健やかな成長と将来の成功を願って鯉を描いたのぼり、つまり「こいのぼり」を飾るようになったということです。

 

そしてファミリーも増えました!

当初は大きな黒い真鯉だけだったのが、明治、昭和と時代を下るにつれて緋鯉(赤)、子鯉(その他の色)が足されるようになっていったのだとか。ちなみに一番上につけられる吹き流しは魔除けの意味を持っています。

 

なるほど~鯉は強くて賢いお魚なんだね~!