日伊文化交流協会IROHAは毎年春に「ひな祭り」を開催していますが、秋のこの時期にも日本文化を伝える「秋祭り」を今年2018年、初めての試みとして取り組みました。
会場は、フィレンツェ郊外カレッジにあるマイヤー病院(Azienda Ospedaliero Universitaria Meyer)。
普段は子どもたちのための病院ということでとても静かな環境ですが、秋の2日間、ここのホールに日本の伝統工芸や雑貨、和小物、お料理などが登場しました!
- 『秋祭り』Festa giapponese d’autunno
- 2018年10月13日(土)・14日(日)
- Piazza Giovanni Meyer 2 a Casa AIL
会場の様子
和紙を使った作品。オリジナル作品を作るワークショップも開催され、大人にも子どもにも大人気でした!
やはり書道は人気ですね。こちらもワークショップが開催され、多くの人がその見事な筆運びに見惚れ、初めての書道に挑戦。
そしてこんな素敵な絵画作品も展示されていました。
お昼時には枝豆や卵焼きなど、日本のお弁当を思い出す家庭料理も振舞われました!
子ども向けスペース
こちらでは、けん玉やメンコといった日本に古くから伝わる子どもたちの遊びやおもちゃでみんなで遊んだりしました。
メンコ
メンコは結局、私たちが作ったものはなかなかうまくひっくり返らず、大会は開催できず…残念。
イタリア人のお父さんたちも、「これ昔やったよ!コツはね、こうやるんだ!!」といって作ってくれたものの、やはりうまくいかず。笑
意外と難しい遊びだったんですね!
けん玉
けん玉は、日本人以外のお父さん・お母さん・おばあちゃんなどが興味津々。
むしろ子どもそっちのけで一生懸命挑戦していましたよ。
バッグのデザイン
小学生以上の大きな子どもたちがメインで、思い思いの素敵な作品が完成していました。
折り紙
そして子供たちに一番人気だったのは折り紙!
お教室に通ってくれている子どもたちは、普段クラスでやることがあるので手慣れた様子で難しい作品にも次々と挑戦していきますが、イタリア人の子どもたちには初めて実物を触ることも多い「ORIGAMI」。
出来上がった自分の作品を大切に抱えてママ、パパのところへ見せに行っていました。
紙飛行機
土曜日は特にお天気が良かったので、外の遊びも人気でした!
やはりみんなで一斉にできる紙飛行機大会は、年齢に関係なくワクワクしますね。
自信満々のパパのエントリーもありましたが…一番時間をかけて折っていたのに、なぜかすべて手元に戻ってくるUターン飛行機に。
金魚すくい
それから、日本だと夏によく登場する金魚すくいも!
ただお水が入った小さいプールがあるというだけで子どもたちの好奇心を刺激してしまいますよね。
金魚すくいのポイ(金魚をすくう道具)と、おもちゃのお魚やタコ、イカ、クラゲなどは校長の曜子先生が用意してくださいました。
こちらも初めて挑戦する子どもも多く、あっという間に穴が開いてしまってがっかり…という傍ら、2歳になったばかりという最年少選手が妙に金魚すくいの才能を発揮したり、と個性が爆発したコーナーでした。
普段、お教室に通ってくれている、日本にルーツを持つ子どもたちはもちろん、近所のイタリア人やその他の国の、色んな子どもたちの心にこの秋の一日が「楽しかった」「日本の文化って面白いな」という思い出が刻まれているといいなぁと思います!