いろはにほへと日本語教室フィレンツェでは、毎年、二学期に幼児クラスと読み書きクラスの各学年ごとの作品展示を行っています。
過去の展示の様子はこちら:
いろはにほへと日本語教室フィレンツェ秋の展示2018・子どもたちの作品をご紹介します!
幼児クラスの作品『おしゃれ額縁』
幼児クラスでは、子どもたちがお家の人と一緒に自分で拾って集めてきた、落ち葉や木の枝、どんぐりなど秋の自然素材を使って、おしゃれな額縁を作りました!
葉っぱや木の枝の付け方にも少しずつ個性が出ていますね。
中に書いた『秋』をテーマにした絵の作品も、お教室で絵本を読んだきのこや、食べるのも大好きな栗を描いたり、秋晴れのお空だったり…
それぞれの頭の中の空想豊かな世界が描かれていて、とっても素敵です。
読み書きクラス1年生の作品『すきなこと、なあに』
1年生 の作品は「すきなこと、なあに」。
春から習ってきたひらがなを使って、今年小学校に上がった子どもたちが、自分たちの好きなもの、苦手なものを文章で書きました!
字もとっても上手に書けていますし、どうしてなのかの理由もきちんと言えました。
添えられたイラストも可愛らしいですね!
読み書きクラス2年生の作品『どうぶつ園のじゅうい』『いなくなるかもしれないどうぶつのどうぶつ園』
2年生は、教科書で獣医さんのお話を学び、その仕事ぶりから考えたことを書きました。
1年生で使っていたものよりもマス目が小さく多くなった原稿用紙の中に、収まるようなきれいな字できちんと作文のルールを守り、適切な長さの文章が書けています。
内容も、きちんと教科書の内容をしっかり理解して、感想を伝えることができていますね。
絵だってもちろん、進化しています♪
こちらのクラスは、同じく動物をテーマにして、このままだといつかいなくなってしまうかもしれない種類を集めた動物園を作りました。
いつも動物園で見る動物の生態や、強そうに見えるけど実はおとなしくて頭がいい(ゴリラ)、水の中で2分くらい息ができる(白くま)、本当は強くて激しい性格(かば)、など特徴を書き添えたイラストが可愛らしいです。
読み書きクラス3年生の作品『へんとつくり』『里山』と書道作品
3年生は、漢字辞典を使って、いろいろな漢字がどうやってできているかを学びました。
今回は「木へん」の漢字について調べ、それを使った色々な漢字と読み方を探して発表しました。
なかなか思いつかない『「木」の入った漢字』も調べていて、さすがです!
こちらのクラスは、教科書の教材「里山は未来の風景」を読んで日本の里山とイタリアのそれとを比較しました。
日本の里山は棚田などの田んぼがメイン、美しい緑の春夏の風景から、秋になると黄金色に染まります。
そしてみんなが住むイタリアではもっとよく見られるのがぶどう畑。同じく自然に恵まれた国ですが、見られる景色が違って興味深いことを比較しました。
写真のほか、お家の周りで拾った秋の落ち葉などを貼って、見た目もにぎやかになりました。
そして、3年生以上は書道にも挑戦します。
今まで、書初め大会で毛筆を使ったことはあったものの、数えるほどの経験しかありません。
だけど、筆の入り方や跳ね、止めなどの基本をしっかり押さえて、また字の形を理解したバランスのいい素晴らしい作品たちです。
低学年らしく、元気いっぱいな筆運びもとてもいいですね!
読み書きクラス4年生の作品『ことわざカルタ』と書道作品
4年生の作品は、『ことわざカルタ』。
色々な体の部分が出てくることわざを、授業でみんなで勉強しました。
それぞれ、好きなことわざを使って読み札と取り札を作り、カルタを楽しみました!
たくさん歩いて足は棒になっていますが、顔の表情は余裕!?笑
こんなにたくさん言われたら、大きなたこになっちゃいますね…
全部お喋りしてしまいました…
真っ赤っか!!すごく恥ずかしかったんでしょうね。
そして、授業で書道にも取り組みました。
実りの秋のお習字ということでお題は「麦」。しっかりと止め、払いを意識した力強い字です。
みんなの学習も、豊かに実っていますよ!
読み書きクラス6年生の作品『やまなし』『生きる』『平和の砦を築く』と書道作品
教科書教材の宮沢賢治『やまなし』をテーマに作品作りをしました。
そして谷川俊太郎『生きる』と私たち、日本にルーツを持つ者なら忘れてはならない「原爆」について。
参考 谷川俊太郎 生きるぽえむ詩を読んで、自分の感性で「生きる」ということを表現しました。6年生ともなると、イタリアでは中学生。普段の姿からは想像もつかないような、深い思索に至っているのだなと感心させられます。
こちらは、書道作品です。6年生は、最終学年。未来に向けての「夢」「道」をテーマに取り組みました。
6年間、書初め大会も含めて何度か毛筆に挑戦してきた結果だけあって、とてもバランスのいい立派な字です。
ここには出ていませんが、お名前も漢字をフルネームで小さなスペースでもきれいに書けている子もいます。
小さい子どもたちが見ても、お兄さん・お姉さんはさすがだなと思うような、立派な作品に仕上がりました!
作品はしばらくテルメ、サントスピリト各教室にて展示しています。送り迎えの際などに、ぜひご覧ください。